「心で考える」。1番大切で、1番難しいこと。

大河ドラマ 「西郷どん」第41話 若者のための国づくり(感想)

「西郷どん 第41話」は見どころたっぷりで、あっという間に45分がたってしまいました!

吉之助(西郷隆盛)の明治天皇への謁見、明治天皇の全国への行幸。大久保利通(一蔵)の海外視察。菊次郎の海外留学の決断。などなど。

見所満載であっという間に終わってしまいましたが、やっぱり今回の最大の見せ場といえば、吉之助を島送りにしたりと対立していたはずの久光からの温かい言葉ですよね!

吉之助が「亡き斉彬と目指した新しい日本とはかけ離れた世の中になっている、政府の腐敗1つもとどめることもできない。」と弱音をはいた時に、「やっせんぼが!!今の仕事をやり抜け!それで倒れた時は薩摩に帰ってこい!」と言った久光の励ましの言葉。

いろいろあった2人でしたが、このようなお互いを認めあえる仲になった場面を見ると、なんだかうれしくなりますよね。

そして個人的に心に響いたのが「新しい国とは、これからの若い者のためにあるとじゃ。」という言葉。

政治とは今の世の中が幸せになるために行うものだと思いますが、個人的に大事だと思うのが久光の言う「若者」や「未来の人達」の幸せを考えての国づくりだと思います。

「若者」や「未来の人達」が幸せに暮らせるために。そういった想いを持ち「今」を生きるということが大事だと思います。

政府の重要な役割を担っていたのにもかかわらず不正を犯してしまった「山縣有朋」のように、自分のために「今」を生きる心でいては、このように様々な誘惑に負けてしまいます。
でももし、自分のことでなく「若者」や「未来の人達」を思い政治をする心があれば、このような誘惑に負けることはなくなります。

それに今の自分たちの世の中のことだけを考え社会を作った時というのは、長い目で見ると後悔しなければいけないような国づくりになってしまうことがほとんどだからです。

今の世の中でいえば環境問題はその代表みたいなものですよね。

「若者」や「未来の人達」のことを考えずに国づくりを行ってきた影響で、環境は悪化し、私たちの命を脅かすような大災害がおきるようになってしまいました。
また最近よく感じることといえば、夏の日中、公園で遊んでいる子供がいないということです。
私が小さい頃は夏の暑い日でも外で遊んでいたものですが、今は外に出ると命が危険にさらされるぐらい異常な気候になってしまいました。

「若者」や「未来の人達」のためにという心がなければ、このように長い目で見ると自分たちの首をしめるようなことが起きてしまう可能性が高くなってしまいます。
なぜなら「若者」や「未来の人達」のことを考えずに政治おこなうということは、言い換えれば将来の世の中のことを考えずに政治を行なっているのも同然だからです。

そう考えると、やはり久光の言うように「新しい国とは、これからの若い者のためにあるとじゃ。」という言葉はとても大切なことのように感じます。
何よりもまず、このような「心」を基本として、今の政治や国づくりをすることが大切なんじゃないのかな。と私は思います。

もちろん完璧な人間なんていないので、失敗や間違いは起こりえることだと思います。

でもそういった時にこそ「新しい国とは、これからの若い者のためにあるとじゃ。」という基本を思い出し、間違いを正していくことが、吉之助や斉彬の願った民のための政治や国づくりになるんじゃないのかな。と感じています。

ちょうど今年で平成も終わり、来年は新しい年号、新しい時代に変わります。
そんな時だからこそ、政治や国づくりにどのような「心」を基本にして向き合うべきなのか?ということをなんとなく考えてみたくなったのかもしれません。

吉之助や久光のように、「若者」や「未来の人達」のためを思い国づくりをすることが、結局、本当の意味で「幸せ」というものにつながるような気がしています。

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