19 Jan 2018
マイナス思考の人というのはなぜ物事をマイナス(ネガティブ)に考えてしまうのでしょうか?
逆にプラス思考の人というのは、なぜ物事をプラス(ポジティブ)に考えることができるのでしょうか?
近年はインターネットという便利なツールがあるので、悩みがあればインターネットを検索することで解決法を見つけることができます。
「プラス思考になれるといわれる方法」もインターネットを検索すればたくさんでてくるので、もちろん、プラス思考になれるといわれる方法を実施することができればプラス思考になれる可能性は大いにあると思います。
(感謝をしよう、運動をしよう、自然にふれよう、何事もポジティブに考える練習をしようなど)
が、本当のマイナス思考の人というのは、残念ながらそう簡単にプラス思考になることができません。
私もマイナス思考だったのですが、私の場合は「〜すればプラス思考になれるんだ。」ということはネット上に書かれているものを読めばわかりましたが、「心」がついていきませんでした。
「心」がマイナス思考になってしまっているので「本当に〜すればプラス思考になれるのか?」と考えてしまったり、プラス思考になるための方法を試してみても「こんなので本当にプラス思考になれるのか?」と考えてしまい、長続きしなかったり。
そもそもプラス思考になれると言われる方法を頑張ることができないんです。
今思うと、これは当然と言えば、当然なんですね。だって私はマイナス思考なのですから。プラス思考になれるといわれる方法ですらネガティブに考えてしまうんです。
(これが本物のマイナス思考です!)
じゃあ、マイナス思考の人は一生プラス思考になれないのか?と聞かれると、そうではありません。
きちんと順序をふんでいけば、「必ず今の自分よりプラス思考になることができる!」と私は考えています。
なぜこう言いきることができるのかというと、私が以前の自分と比べると格段にプラス思考になることができたからです!
マイナス思考の人がしなければいけないことは、いきなり「プラス思考になれるといわれる方法」を試すのではなく、まずはマイナス思考になってしまう原因を理解することも含め、何段階かに分けてプラス思考になるための道を歩むことです。
私達が小学校、中学校、高校という手順をふんで成長していくように、マイナス思考の人も少しずつプラス思考になれるための手順をふんで成長していくことが大切です。
いきなりプラス思考になれると言われる方法を試すということは、基礎がしっかりできていないのに、難しい問題に挑戦するようなものです。
(基礎の大切さについてはこちら)
マイナス思考の人がプラス思考になるためには、少しずつ順序をふんで成長していき、少しずつプラス思考になれる機会を増やしていかなければなりません。
そしてなによりも大事なことは「プラス思考になれるといわれる方法」を「継続して頑張ろう」と思える心の状態になることです。
マイナス思考とはじつは「クセ」のようなものなので、プラス思考になるためにはマイナス思考の「クセ」を治さなければなりません。
しかし「クセ」を治すということは思った以上に難しく時間がかかるものです。
上記でも書かせていただいたように、マイナス思考の人というのは、「プラス思考になれるといわれる方法」でさえも「ネガティブ(マイナス)」に考えてしまい長続きしない可能性があります。
だからこそ「プラス思考になれるといわれる方法」を「継続してがんばろう」と「前向き」に取り組めるようになることが重要です。
「マイナス思考の原因」や「プラス思考になれるといわれる方法がなぜ必要なのか」を理解し、プラス思考になれるといわれる方法を頑張って続けようと思える「心」になることが、マイナス思考から抜け出すためにはもっとも重要で、もっとも必要なことです。
そしてプラス思考になれるといわれる方法を頑張って続けようと思えるためには「知識」を身につけ、プラス思考の素晴らしさを「体験」しなければなりません。
今回は、マイナス思考からプラス思考になれるように。継続してプラス思考になるための道を歩み続けられるように、まずは「知識」を身につけていただきたいと思います。
(「知識」を身につけ、それを「体験」につなげることが1番の近道なので、今回はまずは「知識」について書かせていただきます。)
ステップその1 マイナス思考の原因を理解する
マイナス思考から抜けだすには、自分がなぜマイナス思考になってしまうのかを理解することが大切です。
プラス思考になれると言われる方法が長続きしない人や、プラス思考になることができないという人は、マイナス思考になってしまう原因を理解できていない可能性があります。
原因がわかれば、「原因をとりのぞくことで、マイナス思考を治せる」と「前向き」に考えることができます。
逆に原因がわからなければ、どのように対処することが正しいのかをわかっていないので、プラス思考になることが難しくなります。
ではマイナス思考になってしまう原因とは何かというと、それは『「心」をマイナスの環境においてしまい、マイナスの環境に「心」をおくことが「当たり前」になっている状態』だからです。
私達人間というのは、環境に流されやすく、自分のおかれた環境に順応してしまう生き物だと思います。自分のおかれた環境が「当たり前」だと感じてしまうのが人間というものだと思います。
例えばですが、日本では電車の発着というのは、基本的に時間通りに運行しますよね?
私達日本人にとってはそれが「当たり前」なので時間が遅れると不満を感じてしまいます。
でも海外では時間どうりに電車が運行していないことが「当たり前」である国もあります。その国の人たちが時間通りに電車が来ないからといって不満を感じるでしょうか?
この人たちにとっては電車が時間通りに来ないことが「当たり前」という感覚なので、おそらく日本人のように不満は感じないと思います。
この例では「時間に正確な環境」と、言いかたは悪くなりますが(笑)、「時間にルーズな環境」がでてきました。
客観的に説明する時には「正確」「ルーズ」という2つの言葉で区別しますが、当事者たち、つまり「正確」なのが当たり前である日本人からすると自分たちが「時間に正確な環境で暮らしている」という意識はありません。それが「当たり前」として生活してきたからです。
「時間にルーズな環境」で暮らしている人も同様で、自分たちが「ルーズ」だという意識はありません。こちらも「当たり前」になってしまっているからです。
じつはマイナス思考の原因もこの例と似たようなもので、マイナス思考の人というのは「マイナスの環境で暮らすこと」が「当たり前」になっている人なんです。
「当たり前」なので本人は自分がマイナスの環境で暮らしていることに気づくことができません。
(マイナスの環境で暮らしているというのは、自分の「心」がマイナスの環境におかれているということなのですが、このことの詳しい説明に関してはステップ2でさせていただきます。)
もちろんプラス思考の人というのはこの逆で「プラスの環境で暮らすこと」が「当たり前」になっている人であると言えます。
先ほどの例でもわかるように、私達人間というのは自分のおかれた環境が「当たり前」になってしまいます。
時間に正確な環境で暮らしている人は時間に正確なことが「当たり前」になり、
時間にルーズな環境で暮らしている人は時間にルーズなことが「当たり前」になってしまいました。
ということは、
マイナスの環境で暮らしている人=マイナス思考が「当たり前」になる
(マイナスの環境に「心」をおいてしまっている人)=(マイナス思考で物事を考えてしまう)
プラスの環境で暮らしている人=プラス思考が「当たり前」になる
(プラスの環境に「心」をおいている人)=(プラス思考で物事を考えられる)
ということになります。
まずは上記のように「環境が私達の考え方に影響を与えている」ということを理解していただければと思います。
ちなみに『マイナスの環境とプラスの環境って何なんだ?』とか、『「心」をおいているってどういう意味』と思われたかたもいらっしゃるかと思います。
ステップその2ではその疑問にお答えしつつ、「マイナス思考の人」「プラス思考の人」の「心の状態」についても書かせていただきたいと思います。
ステップその2 マイナス思考、プラス思考の「心」の状態を理解する
ステップ1では、「環境が私達の考え方に影響を与えている」ということについて書かせていただきました。
この考えからいきますと、マイナスの環境に「心」をおいている人というのは、マイナス思考が「当たり前」になってしまいます。
逆にプラスの環境に「心」をおいている人というのは、プラス思考が「当たり前」になります。
ではそれぞれの環境に『「心」をおく』とは具体的にどのような状態のことを指すのでしょうか?
正直、言葉で細かく説明すると余計にややこしくなりそうなので(笑)、ここでは子供を例にあげ、「心」がマイナスの環境とプラスの環境におかれた状態について書かせていただこうと思います。
小さな子供って単純なので(笑)、こちらの接し方次第で、やる気を無くしてしまうこともあれば、やる気満々に物事に取り組むこともありますよね?
例えば、マイナス思考でもプラス思考でもない子供が算数の「九九」を覚えようとしているとします。この子供はまだ2の段までしか九九を覚えていません。
この状況で親に「まだ2の段までしか覚えてないの?ママが子供のころは九九なんかすぐにできるようになったのに。」と落ち込むようなことを言われた場合と、「もう2の段を覚えたの!すごいね!3の段も頑張ればすぐにできそうだね!」と褒められた場合の2つの場面を想像してみてください。
落ち込むようなことを言われた場合、子供の気持ちは沈んでしまい、やる気をなくしてしまうでしょう。
逆に褒められた場合、もっと頑張ろうとやる気がおきるはずです。
一方は落ち込むようなことを言われたことにより「心」が沈んだ状態(やる気がおきない状態)。
もう一方は褒められたことにより「心」が上がった状態(やる気にあふれている状態)。
同じ九九を覚えるにしても「心」が沈んだ状態と「心」が上がった状態を比べてみると、どちらが九九を覚えるために前向きになれるのかは明らかですよね?
じつは私が言うマイナスの環境に「心」をおくとは、この場面でいうと「心」が沈んだ状態になることと同じような状態です。
「心」が沈んだ状態とは前向きに頑張ろうと思えない状態であり、物事にネガティブな感情で取り組んでしまう状態のことです。
「心」が沈んでしまうと、自然とマイナスに物事を考えてしまうようになります。
マイナス思考の人というのは、この「心」が沈んだ状態が続いており、「当たり前」になってしまった人なんです。
マイナスの環境に「心」をおいていることが「当たり前」になってしまっているので、物事に向き合う時に自然とマイナス思考になってしまいます。
マイナスの環境に「心」をおくとは、「心」が沈んでしまい、「不安」や「恐れ」などの、「心」がマイナスの感情におおわれている状態のことをいいます。
そしてこの逆がプラス思考の人の「心」の状態ということになります。
プラスの環境に「心」をおくとは、「心」が上がった状態と同じです。
「心」が上がった状態とは前向きに頑張ろうと思える状態であり、物事にポジティブな感情で取り組むことができる状態です。
「心」が上がると、自然とプラスに物事を考えられるようになります。
プラス思考の人というのは、この「心」が上がった状態が続いており、「当たり前」になっている人なんです。
プラスの環境に「心」をおいていることが「当たり前」になっているので、物事に向き合う時に自然とプラス思考になることができます。
プラスの環境に「心」をおくとは、「心」が上がっており、「やる気」「勇気」などの、「心」がプラスの感情におおわれている状態のことをいいます。
この例のはじめに書かせていただいたようにこの子供は、「マイナス思考でもプラス思考でもない子供」でした。
例で、この子供は「心」が沈んだ状態、「心」が上がった状態の2つの状態になりましたが、この子供の「心」はもともと「マイナス思考でもプラス思考でもない状態」だったので、気持ちが沈んだとしても、気持ちが上がったとしても、どちらも一時的な状態で、時間がたてばもとの「マイナス思考でもプラス思考でもない状態(この子供の「当たり前」の状態)」に戻ります。
「当たり前」とは「クセ」のようなもので、「クセ」というのはなかな直すことができません。
一時的にいつもと違う「心」になったとしても、いつの間にか、ついつい「クセ」がでてしまうので(この子供の場合はマイナス思考でもプラス思考でもない状態になること)、「心」はいつもの「当たり前」に戻ります。
ではマイナス思考の人とは、どのようにしてマイナスの環境に「心」をおくことが「当たり前(クセ)」になってしまったのでしょうか?
この疑問については、次のステップ3で説明させていただきたいと思います。
ステップその3 マイナス思考の悪循環、プラス思考の好循環
ステップ2の続きになりますが、このステップ3ではマイナス思考の人がどのようにマイナスの環境に「心」をおくことが「当たり前」になってしまったのか?
逆にプラス思考の人がどのようにプラスの環境に「心」をおくことが「当たり前」になったのか?
これらについて説明させていただきたいと思います。
ステップ2の例をもとに説明させていただきたいと思うのですが、ステップ2での「例」の子供はマイナス思考でもプラス思考でもない状態が「当たり前」であったので、「心」が一時的に上がったり、沈んだりしても時間がたてばこの「当たり前」の状態に戻ることができます。
マイナス思考でもプラス思考でもない状態が「クセ」になっていたので、いつもとは違った状態になったとしても、時間がたてばまたいつもの「クセ」がでてしまいます。
つまり物事に向き合う際、時間がたつといつもの「当たり前」の状態になるので、「心」が一時的にマイナスの環境におかれようと、プラスの環境におかれようとも、いつの間にかマイナス思考でもプラス思考でもない状態に戻ることになります。
しかし、もしこの子供がこれからの人生でも「心」がマイナスの環境におかれてしまうような状態を多く経験してしまえばどうなるでしょうか?
「心」がマイナスの環境におかれることが多くなるということは、それだけマイナス思考で物事に向き合う機会が多くなることを意味します。
そうするとどうなるかというと、
「心」がマイナスの環境におかれる→マイナス思考で物事を考えてしまう。
マイナス思考で物事を考てしまうと当然「心」が沈みます。普段ならもとの「当たり前」の「心」に戻れますが、もし「当たり前」に戻る前にまたマイナスの環境に「心」をおいてしまえばどうなるでしょうか?
また「心」がマイナスの環境におかれる→またマイナス思考で物事を考えてしまう。
この状態を頻繁に繰り返してしまうと、悪循環から抜け出せなくなります。
そしてついにはマイナスの環境に「心」をおくことが「当たり前」になってしまいます。
マイナスの環境に「心」をおく機会が多くなればなるほど、マイナス思考で物事を考えてしまう機会も増えてしまい、その状態が「当たり前(クセ)」になってしまいます。
この逆のことがおこれば、プラスの環境に「心」をおくことが「当たり前」になり、プラス思考で物事に向き合えるということになります。
「心」がプラスの環境におかれる機会が多くなればなるほど、好循環が生まれます。
「心」がプラスの環境におかれる→プラス思考で物事を考えることができる。
プラス思考で物事を考ることができると当然「心」が上がります。普段ならもとの「当たり前」の「心」に戻れますが、もし「当たり前」に戻る前にまたプラスの環境に「心」をおくことができればどうなるでしょうか?
そうなると、
また「心」がプラスの環境におかれる→またプラス思考で物事を考えることができる。
この状態を頻繁に繰り返すことができると、好循環が生まれます。
そしてついにはプラスの環境に「心」をおくことが「当たり前」になることができます。
プラスの環境に「心」をおく機会が多くなればなるほど、プラス思考で物事を考えることができる機会も増え、その状態が「当たり前(クセ)」になっていきます。
マイナス思考の人とは悪循環に陥っているとも言えますので、まずはこの悪循環から抜け出さなければいけません。できるだけマイナスの環境に「心」をおかないように気をつけなければなりません。
そして少しずつでもプラスの環境に「心」をおける機会を増やしていかなければなりません。
そのためには、まずは今回説明させていただいた「ステップ1」「ステップ2」「ステップ3」で、「知識」を身につけていただくことが重要になります。
なぜ「知識」が必要なのか?
マイナス思考の人がプラス思考になるためには、プラスの環境に「心」をおくことが「クセ」にならなければなりません。
「クセ」をつけるためには、「プラスの環境に「心」をおく練習」を「継続して頑張る」ということが必要になります。
そして「継続して頑張ろう!」と思えるためには、マイナス思考とプラス思考について深く理解し、プラス思考になれるという方法の「重要性」を深く理解する必要があります。
私達は自分が「重要だ」「大切だ」と感じたことに対しては、「頑張ろう!」と思えますが、逆に「重要だ」「大切だ」ということを感じることができなければ、「頑張ろう!」と思うことが難しくなります。
「知識」をつけることは「重要性」や「大切さ」を感じることにつながります。
「知識」をつけることが、不安なく前向きに、「プラスの環境に「心」をおく練習」を「継続して頑張ろう」という気持ちを生み出してくれます!
だからこそ「ステップ1」「ステップ2」「ステップ3」で書かせていただきました、「知識」をしっかりと身につけていただければと思います。
そして次回は、今回の「知識」を生かし、実際にプラスの環境に「心」をおく練習を「体験」してもらおうと思います。
「知識」だけでなく「体験」を加えることで、より前向きに、プラス思考になるための練習を「継続して頑張ろう!」という気持ちになっていただければと思います!
「プラスの環境に「心」をおく練習」を続けることができれば、いずれ必ず「クセ」になっていきます。
「継続すること」ができれば、少しずつですが、必ず今の自分よりプラス思考になることができます!
(「知識」を身につけたかたは、次のステップ4へ)
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