「心で考える」。1番大切で、1番難しいこと。

大河ドラマ 「西郷どん」第47話 西郷隆盛という男(感想)

まずは、吉之助さぁをはじめとする俳優陣のみなさま、おやっとさぁでした!

とくに主人公を演じた鈴木亮平さんは演技にかける熱い気持ちが体型の変化にも表れており、最後のほうは本当に西郷隆盛というの人は鈴木亮平さんそのものだったんじゃないかと思ってしまうぐらい西郷隆盛役にぴったりの俳優さんだったと思います!

西郷隆盛という名前は歴史の教科書で知ってはいましたが、この大河ドラマのおかげで西郷隆盛という人物を詳しく知ることができ本当によかったと思います。
やっぱり銅像が立つような人というのは違いますね(笑)

この1年間の放送の中では、ときには残酷な部分も見られましたが、全体的に見ると、西郷隆盛という人物は本当にまっすぐで愛情深い人だったんだなと思います。

民や百姓が苦しんでいるのを見てしまうと、何かをせずにはいられなかった場面。

上司に逆らってでも「正しい」と思ったことには信念を貫き通す場面。

仲間が間違った方向に進もうとした時には、愛情を持って諭した場面。

敵陣に1人で乗り込み、誠意をもって相手に向き合った場面。

日本の民のために必死で頑張っていた場面。

様々な場面で、西郷隆盛という男のまっすぐな心、愛情深い心を感じることができました。

最終回でも、自分1人が生きるという道を選ぶのではなく、仲間を想い、日本の将来、民や士族たちのことを想い自分の命をかける決断をしました。
最後は西南戦争という戦の中で命を落とすことになりましたが、西郷隆盛という男の生涯はつねにまっすぐで愛情に満ち溢れていたように思います。

また「人はどれぐらい長生きしたかよりも、どういった人生を歩んできたかが重要だ」というようなことをよく聞きますが、西郷隆盛の生涯をこの「西郷どん」で見ていると、この「どういった人生を歩んできたのか」という言葉について考えされられました。

私のように日々ダラダラと過ごしていては、何十年、何百年生きても何かを成し遂げるということはできないでしょうし、人生を無駄にしているような気さえしてきます(笑)

それに比べて吉之助のように短い生涯の中で、時代を変え、それまでの国の常識を変えるということをやってのけたような人もいます。

吉之助は亡くなった後にも、何百年先の今を生きる私たちの心にも影響を与え続けているのですから、本当の意味で人生をしっかりと生き抜いたと人であり、素晴らしい人生を歩んできた人だと言えるような気がします。

 

吉之助は「敬天愛人」という言葉を好んでいたことからもわかるように、人として正しい心で生きようと頑張ってきた中で大きなことを成し遂げた人です。

今の時代や過去を見てもわかるように、人というのは自分が豊かな生活をするために何かを頑張るという人がほとんどですし、時には正論だけでは生きてはいけないと、残酷な決断をするような時もあります。(一蔵のように)

目先の欲に左右されずに、正しい心で何かを成すということはなかなかできないことだと思います。
(今の日本や世界の政治家などを見ているとそう思います。)

でも吉之助は完璧ではなかったにせよ、そいういった心を持ち続けて生きていたように思えます。

どんな時でも家族や仲間、民のことを第一に考え行動し、弱い者の気持ちを考え生きてきました。
欲に負けることなく信念を貫き通すことで時代を変えるようなことを成し遂げました。
これは本当に難しいことだと思います。

でも難しいことだからこそ、それを成し遂げた吉之助の生き様が、今を生きる私たちの心にまで何か残すことに繋がったんだと思います。

 

私自身、この1年間「西郷どん」を見てきて1番感じたことは、吉之助のように「人としての正しい心」で生きていけたらなぁ。ということでした。

何が正しくて、何がいけないことなのか。

吉之助のように「人して正しい心」で物事を考え生きていくことはとても難しいことですが、それができる人こそ本当に強い人間だと思います。
そしてそういう人というのは、多くの人の心を動かすことができ、多くの人から愛される人であるということも吉之助を見ていると感じました。

人を愛するからこそ、自分も人から愛される。

吉之助のような「人として正しい心」で生き、人を愛し、人から愛され生きていければ、私自身としてはこれほど素晴らしく充実した人生はないのかな。と思います。

 

今回の「西郷どん」では西郷隆盛という素晴らしい人物の生涯を知ることができた上で、放送も楽しめたので最高でした!

鈴木亮平さんたち俳優陣の魂を感じる演技も見事だったので、これで終わってしまうことは少し寂しい思いもありますが、かといって2年は長すぎるので1年間がちょうどいいのかもしれません(笑)

今年の大河ドラマからは色々感じさせられたことが多かったので、来年度は「西郷どん」を見て感じたことを生かす1年にできたらなぁ。と思います!

「西郷どん」も終わりを迎え、私の「西郷どん 感想」も無事?1年間を終えることができました。
全部読んでくれたかたはいないかと思いますが(笑)、少しでも読んでくださったかたには「ありがとうございます。」と感謝したいと思います。

これからはドラマなどの「感想」を書くことはあまりないかと思いますが、他の部分でみなさまのお役にたてそうなことなどを書いていければなぁ。と思っていますので今後ともよろしくお願い致します!

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