「心で考える」。1番大切で、1番難しいこと。

核兵器廃絶に向けて必要な「心」

前回書かせていただいたように私達の「心の弱さ」が原因で、現在も私達は核兵器の脅威にさらされ続けています。

私達人間は広島や長崎の原子爆弾の悲惨さを経験しても、核兵器を廃止するという決断ができませんでした。核兵器の力に頼るという選択が、現在の北朝鮮のような国までもが核兵器の力を利用するという事態を招いてしまいました。

今の私達に必要なのは、このような事態をまねいてしまった原因を反省し改善することだと思います。核兵器に対する私達の「心の弱さ」を克服し、核兵器はどんな理由があれ利用してはいけない、核兵器を絶対に廃絶しなければいけないと行動できる「心の強さ」が必要です。

ではどうすれば核兵器に対する「心の弱さ」を克服し、「心の強さ」を持つことができるのでしょうか?

私は原子爆弾の被害にあわれた人達、原子爆弾を経験した人達の中に答えがあると思います。

失礼な書き方になってしまいますが、原子爆弾を経験した世代の方達というのはお年をめした方々ばかりです。もう自分のことだけ考えて余生を送るという選択肢もあるはずです。
でもその人達がなぜあれほど声をあげて核兵器の恐ろしさ、悲惨さを訴えているのか?

それは原子爆弾の恐ろしさを経験したことが、「核兵器を絶対に利用してはいけない」「地獄のような苦しみを自分達以外に経験してほしくない」、そういった「強い思い」を生み出したからだと思います。

痛みを経験した人達だからこそ核兵器がもたらす苦しみを深く想像することができ「核兵器は、どんな理由があろうといけない!」と言うことができる「心の強さ」を持つことができるんだと思います。

私達が核兵器に頼ってしまう最大の理由は、核兵器がもたらす恐ろしさを深く考えられない「心」であり、核兵器で苦しむ人達の気持ちを深く考えることができない「心」だからです。
他人を思いやる「心」よりも、自分達の目先のことばかりを優先して行動してしまう「心」が大きくでてしまうからです。

だからこそ私達は原子爆弾の被害にあわれた人達、原子爆弾を経験した人達の声を聞けるようにならなければなりません。
彼らの声に耳を傾けられる「心」にならなければなりません。

彼らの声が心に響くようになった時、私達は「心の強さ」を持つことができます。「核兵器は絶対にいけない」という思いで行動できるようになります。

もし私達が核兵器廃絶を成し遂げることができる日が来るとするなら、それは多くの国が「心の強さ」を持って行動できるようになった時だと思います。
自分達の国が1番という基準で物事を考える「心の弱さ」を克服し、他国の痛みを感じ、世界全体のことを思い行動できる「心の強さ」を持てるようになった時だと思います。

「心」が変わらなければ、核兵器に頼ることが間違っていることに気づくことができません。
「心」が変わらなければ、核兵器廃絶が理想論のように感じ、「核兵器はいけない」と言っている人達の「声」を聞けるようにはなりません。

国の争いを「力で解決しよう」と考えていた「心」から「まずは話し合いで解決しよう」と私達の「心」が変わったように、「核兵器に頼ることは仕方のないことだ」と感じている「心」から「核兵器を利用することは絶対にいけない」と思い行動できる「心」に変わることは可能だと思います。

そのために必要なことは原子爆弾を経験した人達のように「痛みを感じられる心」になることです。痛みを感じられるようになればなるほど、「核兵器はいけない」という思いも強く持てるようになります。核兵器に頼らないことを選択し、核兵器に頼らずにすむ世界をつくろうと行動できる「力」になることができます。
(軍事力を増強し続ける必要がない世界を作ることにもつながります)

世界の意識が変わるには、まずそれを成している国々の意識が変わらなければいけません。
国々の意識が変わるには、そこで暮らす人々の「心」が変わらなければいけません。

もちろん私もその中の1人だと思っています。だからこそ様々な誘惑があっても「いけないことはいけない!」と言える「心の強さ」を持てるように成長しなければいけません。

結局、私達に必要なことというのは、幼い頃に学んだ「相手の気持ちを考えよう」「周りの人に感謝しよう」「困っている人を見たら助けよう」などの心で考えることができるかどうかなんだと思います。(心で考える大切さについてはこちら)
この気持ちをどこまで大きく持てるのか、どこまでこの気持ちを持って行動できるかが、核兵器廃絶にはもちろん、平和な世界に向けて1番重要で1番私たちが成長していかなければいけない部分だと感じています。

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