30 Dec 2016
みなさんは大河ドラマを見てらっしゃいますか?
私が子供の頃は、日曜夜八時になると両親が大河ドラマを見るので、自分の好きなテレビが見れず、どちらかというと嫌いだったイメージがあります(笑)
でも今は、他のドラマは見なくとも、大河ドラマだけは欠かさず見るほどの大河ドラマ好きになったのですから不思議なものです。
昔はジュースのほうが好きだったけど、今はお酒のほうが好き。みたいな感じなのかな?
色々な場面でこういったことが増えていくことが、大人になっていくということかもしれませんね。
と、自分に酔ってきたところで(笑)、本題へ。
2016年の大河ドラマは皆さんご存知「真田丸」。先日惜しまれつつ、最終回を迎えました。
もちろん私は、全話、見逃すことなく楽しませていただきました!
今回の大河ドラマ「真田丸」の主人公は、真田信繁(幸村)という人物。
主人公の真田信繁(幸村)の生き様を見ていると、『「義」を貫き通すということは、たくさんの人の心を動かすことにつながるんだ』ということを感じました。
信繁(幸村)はなぜか行く先々で出会った人達と良い関係を気づくことができます。
人質として出向いた上杉景勝には実の息子のようにかわいがられ、豊臣家の元でも重用されます。
豊臣家最後の戦いである大阪夏の陣、冬の陣では、皆の信頼を得て戦の舵取りを任されます。
なぜこのように信繁(幸村)は皆から信頼されたのでしょうか?
それは真田信繁(幸村)が自分の命を捨てる覚悟で豊臣家に見方したことを考えるとわかるような気がします。
信繁(幸村)という人は、お世話になった人達への感謝の気持ちを持ち続けることができる義理堅い人物だったからです。
信繁(幸村)は徳川との最後の戦の中で、徳川からの「信濃10万石を与えるから徳川に寝返れ」という申し出を断っていることからも、自分の損得感情よりも「義」を貫くことができる強い心を持っていたことがわかります。
人には「人情」というものがありますので、信繁(幸村)のような心意気を持った人っていうのはなぜか応援したくなりますよね?
信繁(幸村)は、豊臣方が圧倒的に不利な状況にもかかわらず、徳川家康をあと一歩のところまで追いつめ、後に日ノ本一の兵(ひのもといちのつわもの)と呼ばれるようになりますが、私は、徳川をあと一歩まで追いつめることのできた最大の要因は、戦術でも戦略でもなく、信繁(幸村)の心意気(義の心)に、周りの兵達が心を動かされたからだと思っています。
兵達の気持ちがバラバラでは、圧倒的不利な状況の中では善戦することもできなかったでしょう。しかし人間は心が動くような場面では実力以上の力を発揮できることは多々ありますし、1つの目標にまとまった時の集団というのは1+1を3にも4にもする力があることは今の時代でも様々な場面で見ることができます。
個人的には最近の話で言うと、広島カープの躍進がこれに当てはまるのかなと思いました。
広島カープの選手達が1つにまとまるきっかけを作った選手が黒田投手。彼の心意気(義の心)が広島カープ躍進の原動力になったことは疑いのないことだと思います。
信繁(幸村)が豊臣家にお世話になった時の気持ちを忘れず命をかけて徳川と戦ったように、黒田投手も広島カープにお世話になった気持ちを持ち続け、大リーグから日本球界に戻ってきました。
大リーグにいたほうが、何倍もお金を稼ぐことができたはずです。しかし黒田選手の心にはお金よりも大事なものがありました。
広島カープに育ててもらった「恩」や「感謝」の気持ちです。
大リーグから広島カープに戻って来た時の黒田投手の会見をテレビで見た時、野球に興味のない私ですら心を動かされました。
私ですら心を動かされたのですから、まして広島カープのファンの方達や1年中一緒にいるチームメートの方達に黒田投手の心意気が与えた影響というのはとてつもないものだったと思います。
広島カープの選手、ファン達の気持ちが1つになることで大きな力が生まれました。
結果はみなさんご存知の通り、2016年、広島カープは25年ぶりのリーグ優勝を決めます。
真田信繁の生き様、黒田投手の心意気を見ていると、『「義」を重んじる心。』、『「恩」や「感謝」を忘れない心』というのは、人の心を動かす力があり、何か特別な力を生み出すためにはすごく大切なことだなと感じました。
私のように様々な誘惑に負けてしまいがちな人にとっては、「義」を貫き通すということは、すごく難しいことです。
でも、もし私達が、家庭でも、学校でも、社会の中でも、「誰かの心を動かしたい」「みんなの心を1つにしたい」。そういった場面に出会ったなら、『「義」を重んじる心。』、『「恩」や「感謝」を忘れない心』の大切さを思い出し、その心を基準に物事を考え行動する。様々な誘惑や困難があっても信念を貫き通す。
そういった「強い心」を自分自身が持つことができるかどうかが、1番大切なことだと感じました。
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