「心で考える」。1番大切で、1番難しいこと。

今日は、最近ネットニュースで読んだおはなしについて。

では、まず最初に下記のおはなしを読んでいただければと思います。

 


テネシー州にアリエルとクインの1組のカップルが暮らしています。

2年間の交際を経て、2人は結婚を決意しました。

2人とも生活に余裕はなく、倹約を重ねながらの生活をしていたため、アリエルは「クインと結婚できるだけで幸せだから指輪はいらない」と言ったそうです。

しかし、クインは密かに貯金をしていたお金で指輪をプレゼントしようと考えます。

ジュエリー店で2人が選んだのは、シルバーとキュービックジルコニアのリングだったそうです。
値段は130ドル(約13,700円)。心躍らせて会計を待っている間、店員のつぶやきが耳に入ってしまいました。

「これを婚約指輪として買うなんて信じられる? みじめすぎるわ」

これを聞いたクインの表情はみるみる曇り「ほんとうに、この指輪でいいの?」と不安そうに聞いてきたそうです。

しかしアリエルはその女性店員に

「重要なのは指輪そのものじゃない。指輪をプレゼントしたいという気持ちこそが大切なのよ」

と反論し、指輪を受け取ってその場を去りました。

アリエルはこう語ります。

「私達は、いつから男性が高価な指輪を買わないと愛を伝えられないような価値観になってしまったんでしょう。この指輪は私にとっては本当に素晴らしく、幸せな気持ちでいっぱいでした。高価な指輪をプレゼントされた人達に勝るとも劣らない体験でした。なぜ高価な指輪を送ることが相手への愛情の大きさと同一視されるのでしょうか。私の夫は、高価な指輪を買う余裕がなかったので私に嫌われるのではないかと考えました。高価な指輪を買えなかったから、私の愛が薄れるのではないかと恐れました。世の中の価値観がこのようにしてしまったんです。本当に悲しいことです。でも、130ドルの指輪でも夫からの愛情は十分過ぎるほど感じることがでます。みなさんが思うよりもずっと幸せなんですよ」


 

すごく良い話じゃないですか?

ただ、私がこの話を読んで最初に感じたことは「アリエルのような人と結婚したい!」ということでしたが(笑)。

あと、ちゃんともう1つ感じたこともあります。今日はそのことについて書いてみようと思います!

その感じたことというのは、

「私自身、モノの価値だけを見て判断してしまうことがたくさんあるから気をつけなければ。」

ということです。

この話を読むと、1万円の結婚指輪でも、アリエルにとってはすごく価値のある指輪だということがわかります。

でも、もしアリエルとクインの生活の事情を知らなかったら・・・。

この話にでてくる定員さんのようなことは思わないまでも、私も心のどこかで「もうちょっと良い指輪を選んであげたらいいのに」という思いが自然とでてきてしまったと思います。

それはアリエルの言うように「高価な指輪を買わないと愛を伝えられないような価値観」に私自身が染まってしまっているからです。また、指輪以外のモノに対しても私は小さい頃から、そういった価値観に染まって生活していたように思います。

私は小さい頃からサッカーをしていたのですが、サッカーをする時にはスパイクというサッカー専用の靴を履きます。スパイクは値段が高い物から安い物まで様々です。

どちらかというと私は安いスパイクより、少し高めのスパイクを選ぶことが多かったような気がします。
おそらく安いスパイクが嫌だったんでしょうね。カッコつけたがりの性格でもあったので(笑)、良いスパイクを履くことで優越感に浸りたかったのでしょう。人よりも良い物を持つことが自分にとって、喜びを感じる方法だったのかもしれません。

でも今思うと、私よりも安いスパイクを履いていた子供でも、私よりも喜びを感じてスパイクを履いている子供はたくさんいたんだと思います。

親が苦労してスパイクを買ってくれたことを感じとれる心を持った子供や、スパイクを履いてサッカーができることが当たり前でなく、ありがたみを感じてスパイクを履いていた子供は、私よりも、よっぽど大きな喜びを感じながらスパイクを履き、サッカーを楽しめていたんだなと思います。

指輪でもスパイクでも、そのモノに対して、私達の心がどう感じるか、どういった心で見ることができるかで、喜びの大きさは変わってきます。

この話を読んでいると、結婚指輪は高価な物が当たり前という価値観、また、高価な指輪をあげて当然、もらって当然という価値観は、なんだか寂しい価値観だなと感じました。

アリエルとクインは決して経済的には豊かとは言えないかもしれませんが、おそらく「高価な指輪を買わないと愛を伝えられないような価値観」で暮らしている私のような人よりも、人生において、ちょっとしたことや些細な出来事にも喜びや幸せを感じて生きていけるんだろうなと思いました。

私はアリエルのように、心で幸せを感じながら生きていけるような、そんな人生を歩みたいですし、そのためにも以前書かせていただきました「心で考える大切さ」を忘れず、毎日少しずつでも心で考える時間を持たなければと、改めて感じました。

そしてあわよくば、アリエルのような豊かな心を持った女性と出会えるように。さらにあわよくば、アリエルのような女性と結婚できることを夢見て、日々、心を持って生活していきたいと思います(笑)

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