「心で考える」。1番大切で、1番難しいこと。

熱が出たりすると気付くんだ・・・

このタイトルどこかで聞いたことないですか?

おそらく、私と同じ30代、もしくはそれよりも下の年齢の方なら「BUMP OF CHICKEN」というロックバンドを知っている方も多いかと思います。

実はこのフレーズは「BUMP OF CHICKEN」の「supernova」という曲の一部で、今回はこの歌詞の一部を思い出すきっかけになった出来事について書かせていただきたいと思います!

ではまずは下記をご覧ください。


熱が出たりすると 気付くんだ 僕には体があるって事
鼻が詰まったりすると 解るんだ 今まで呼吸をしていた事


上記は「supernova」の一部を抜粋したものなのですが、私自身、熱が出たり風邪を引いたことは何度もありますが、上記のようなことを思ったことは1度もありませんでした(笑)

「supernova」という曲自体は大好きで何度も聞いていますが、実際に熱や風邪でしんどい中、「熱が出たりすると 気付くんだ 僕には体があるって事」「鼻が詰まったりすると 解るんだ 今まで呼吸をしていた事」なんて考える余裕はありません。
ていうかこの曲を思い出す余裕すらありませんでした(笑)

しかしつい先日熱が出てしまった時に、初めて、この詩と自分の心がリンクする体験をすることとなります。
そしてその体験が自分の人生にとって、とても素晴らしい経験となりました。
(熱が出たのに素晴らしいというのも変な話ですがw)

ではその時の話を。

私が祖母の家を訪れていた時の話です。

祖母は宮崎県に住んでおり、私は祖母の様子を見に行ったり、祖母の家の管理(主に草刈りなど)をするために度々、宮崎県に行く機会があります。

田舎にある祖母の家では、暑くなるにつれて猛烈な勢いで草が伸びてしまいます。
ほったらかしにしていると家が自然にのまれるんじゃないかというぐらいの環境にあるため(笑)、春から秋にかけて草刈りは欠かすことができません。

祖母は草刈りをできる状態ではないため、代わりに私が草刈りをしています。

私は腰と神経の病気を抱えていることもあり、1日に草刈りをする時間は1時間半ほどと、制限しながらコツコツと行っていました。
しかし熱が出てしまってからは草刈りができず、今回の祖母の家での滞在期間中に予定していたノルマを達成することができなくなってしまいました。
(家が自然にのまれることは回避できましたが 笑)

熱は37.5度ぐらいが5日ほど続くというなんとも微妙な症状だったのですが、微妙とは言っても熱があることには変わりなく、やっぱり体はだるいし頭もフラフラするし、いつもの元気な状態とは違います。

子供の頃は熱が出たら学校を休めるということもあり、しんどさの中にもちょっぴり嬉しさがあったような気もしますが、今はちっとも嬉しさなんか感じることもなく、ただただしんどいだけ。

熱になっても「百害あって一利なし」という感じでした。

普通に考えると、これってどう考えても嫌な出来事で、良い点なんて1つもないように感じるのですが、熱が下がった後、私はすごく熱が出たことに感謝することとなります。
(熱で頭がおかしくなったわけではありません 笑)

もちろん熱が出ている間は体がしんどいこともあり、心身ともに良い状態とは言えなかったので、熱が出たことに感謝することはできませんでしたが、熱が下がり、草刈りができる状態までに回復した時、ふとこの歌詞を思い出しました。

「熱が出たりすると 気付くんだ 僕には体があるってこと 鼻が詰まったりすると 解るんだ 今まで呼吸をしていた事」

この歌が自然と心に浮かび、「草刈りできるこの体ってすごくありがたいことだなぁ」と急に涙が出そうになりました。(泣くまではいきませんでしたが 笑)

自分の心が歌詞とリンクしたんですね。

今までは草刈りは腰や神経の病気を持っている私にとっては「辛いこと」でしかありませんでした。
草刈りは体に負担がかかることなので、マイナスでしかなかったわけです。(マイナスの意識しか持てませんでした)

しかしこの時は熱が出たことで「健康で体を動かせることのありがたさ」や、熱の間ずっと家にこもりきりだったことが「自然の中で(外で)動けることの素晴らしさ」などの良い部分を見ることができるきっかけになりました。

この良い部分が見れるようになることが、「草刈り=辛いこと」から「草刈り=感謝できる機会」に私の意識を変えてくれました!
プラスの心がマイナスの心を追いやってくれたんです!

つまりこの「supernova」の歌詞のように、一見マイナスでしかないように思える出来事が、今まで当たり前にできていたことがいかに大切でありがたいことなのか感じることのできる心にしてくれたんですよ!

 

私達はいつのまにか、様々なことが当たり前になってしまいがちですが、当たり前が当たり前じゃなく、すごく大切なことだとか、すごくありがたいことだと感じさせてくれる機会というのは、意外と辛いことだったり、悲しいことだったりするのかもしれません。

でもこのように一見マイナスに思えるような出来事が起こっても、そこから何かを感じることができれば、それはもう自分にとってプラスの出来事にもなりえるんだと思います。

これから辛いこと、悲しいこと、しんどいこと、様々な困難に出会っても、この時の気持ちを忘れずこれからの人生に生かしていければ、この経験が困難に立ち向かう「力」になってくれるはずです!

「熱が出たりすると 気付くんだ 僕には体があるって事 鼻が詰まったりすると 解るんだ 今まで呼吸をしていた事」を口ずさみ、今ある様々なことに感謝して生きていけるような、そんな豊かな心を持てるように成長していきたいなぁ〜。と思う今日この頃でした。
(実際は難しいことだとわかっていますが、少しずつでもプラスの面を見られる心に成長していきたいです!)

 

そういえば、上記はあくまで歌詞の一部から感じたことなので、「supernova」の曲全体としてのイメージとは少しずれたことを言っているとは思いますが、ご了承下さい。

では、こんなこと書いてたら無性に「supernova」が聴きたくなってきたので、今回はこのへんで(笑)

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