24 Jul 2018
今回の「西郷どん27話」では、吉之助と桂小五郎との関わり、吉之助と中村半次郎との関係、一橋慶喜(ヒー様)の様子。吉之助を取り巻く人達から、「池田屋事件」「禁門の変(蛤御門の変)」など、盛りだくさんの内容でした!
(池田屋事件は一瞬でしたが 笑)
吉之助や吉之助を取り巻く人達からは、人を信じ、信頼しあうことの素晴らしさを感じることができましたが、逆に人を信じることができなくなってしまった人間の怖さも感じてしまいました。
桂小五郎と吉之助に関しては、長州藩の暴走をとめようと桂小五郎は敬遠の仲だった薩摩藩の吉之助に協力を求めます。
吉之助の「民を思う気持ち」に心打たれた桂は、吉之助を信じ、吉之助に一橋慶喜と会わせてくれと頼みます。
吉之助も桂小五郎の「藩に対する思い」、「民に対する思い」に心打たれ、桂と一橋慶喜の仲をとりもつことを決めます。
吉之助と桂小五郎は本来、敵対する関係でしたが、自分のことではなく他人を第一に考えるという「心」を持つ者同士だったからこそ、お互いを信じようと思うことにつながったんだと思います。
吉之助と中村半次郎に関しては、半次郎が苦しんでいた子供の時に吉之助が助けたという縁がありました。
半次郎が吉之助と再会した時には、吉之助が「よかニセになったな!」と半次郎に声をかけ、半次郎がうれしさのあまり泣き崩れてしまう場面がありました。
半次郎の涙には、吉之助に対する感謝や尊敬の気持ちが表れており、すごく胸が熱くなるシーンでした!
吉之助と桂小五郎、吉之助と中村半次郎、みんながこのようにお互いを信じ、信頼しあう仲であれば素晴らしいことなのですが、やはり時には人を信じられなくなってしまうような時もあります。一橋慶喜がそうであったように。
一橋慶喜は自分が暗殺されそうになったこともあり、誰が味方で誰が敵なのかがわからない状況に陥ってしまいます。
しかも後に、暗殺犯が自分の1番の味方だと思っていた水戸藩の者だったことがわかります。
誰もが敵に見えてしまう状況に陥った一橋慶喜の心には余裕がなくなり、自分の身を守ることばかりを考えてしまうようになります。
もちろん、そのような状況では他藩のこと、民のことなど考える余裕もありません。
その結果、禁門の変では長州藩を徹底的に潰そうとし、京に住む民までが家を焼かれてしまうという大惨事になってしまいました。
吉之助ができるだけ血が流れないように、民に迷惑がかからないようにと戦っていたのに対して、一橋慶喜は自分に害をなす者を倒すことばかりに目がいってしまいました。
恐怖により心の余裕をなくしてしまった一橋慶喜は、自分のことしか考えられなくなってしまいます。
どんな手を使っても長州藩を潰そうとし、民がどうなるかまで考えられなくなってしまいました。
これは人間であれば、誰もが陥りやすいことだと思います。
心に余裕がなくなれば、自分のことしか考えられなくなってしまいます。
優しさや思いやりを出す余裕もなくなり、時には残酷に思えるようなことまでできてしまう。
私達は吉之助のように相手を信じることも、思いやりを持ってせっすることもできますが、逆にこの話の一橋慶喜のように自分のことしか考えられなくなり、残酷なことをしてしまう可能性もあります。
自分のおかれる環境によってはどちらに転んでもおかしくはないのかもしれません。
だからこそ、私はしっかりと自分の現状に向き合わなければいけないと思いました。
自分が疑り深くなってないか?人を信じる気持ちを忘れてないか?恨みや恐怖にとらわれていないか?思いやりや優しさを持てているか?
そしてもし心が余裕のない状態に陥っていたなら、しっかりと自分の心をケアしようと思います。
人を信じること、信頼することの素晴らしさを感じれるものにふれることで。
吉之助のように常に思いやりや優しさを持つということは難しいですが、できるだけそういった心に余裕のある状態で物事に向き合うことができればなぁ。と思います。
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