24 Feb 2018
前回はマイナス思考の原因やプラス思考になるためにはどうすればいいのか?ということについて「知識」をつけていただきました。
マイナス思考の人というのはマイナスの環境に「心」をおいているので、マイナスに物事を考えてしまいます。
プラス思考の人というのはプラスの環境に「心」をおいているので、プラスに物事を考えることができます。
マイナス思考の人がプラス思考になるためには、マイナスの環境に「心」をおくクセを治し、プラスの環境に「心」をおくクセをつけなければなりません。
そのためにはプラス思考になれると言われる方法を「継続して頑張る」。ということが大切になります。
(なぜそのように言えるのかと疑問に思ったかたは前回の記事へ)
前回も書かせていただいたように1番重要なことは「継続して頑張る」ということです。
マイナス思考のクセを治すためには思った以上に時間がかかります。
マイナス思考の人がプラス思考になるための訓練を「継続して頑張る」ということが、マイナス思考を抜けだし、プラス思考になるためには欠かせません。
これまた前回書かせていただいたことなのですが、マイナス思考の人は「プラス思考になれると言われる方法」を「継続して頑張る」ということが難しくなってしまいます。
マイナス思考の状態で「プラス思考になれると言われる方法」を頑張ろうとしても、長続きしない可能性が高くなってしまいます。
そのために前回はまず「知識」をつけていただきました。
「知識」を身につけることが、「前向き」に「プラス思考になれると言われる方法」を頑張る「力」になってくれます。
(こちらも「なぜ?」と思ったかたは前回の記事へ)
そして今回は実際にプラスの環境に「心」をおく「体験」をしていただきます。
プラスの環境に「心」をおくとはどのような状態になるのか?を意識して感じていただくことによって、プラスの環境に「心」をおくことの「素晴らしさ」「大切さ」を感じてください!
プラスの環境に「心」をおくことの「素晴らしさ」や「大切さ」を感じることができれば、この2つが「知識」を身につけたこと以上に、マイナス思考のクセを治すために「プラス思考になれると言われる方法を継続して頑張ろう!」と思える「力」になってくれます。
ステップその4 「意識して」感じる
プラスの環境に「心」をおく「体験」をしていただきたいと思うのですが、じつはプラスの環境に「心」をおくということは誰もがすでに体験したことがあります。
ただそれを「意識して」体験してこなかっただけなんです。
この「意識する」ということが非常に大切で、みな様には「意識して」プラスの環境を「体験」していただかなければなりません。
なぜなら「意識して」体験するのと、なんとなく体験するのとではプラス思考になるために必要な「モチベーション(継続しようと思う気持ち)」に大きな差がでてしまうからです。
みなさんにも、これまでの人生で「意識して物事に取り組んだ時」と「あまり意識しせず、なにげなく物事に取り組んだ時」があるかと思います。
例えばですが夕食の時、深く味わいながら(料理に意識を集中しながら)食事をする時もあれば、テレビに集中して(テレビに意識が向いて)食事をしてしまう時もありますよね?
この場合、どちらが食事の味をしっかりと覚えているでしょうか?
もちろんこの例の場合では、深く味わいながら(意識しながら)食事をした時であり、テレビに集中して(テレビに意識が向いて)食事をした時には、あまりはっきりと味を覚えていない可能性があります。
もしこの時の夕食がとても美味しかったとすれば、深く味わいながら(意識しながら)食事をした人は、「また食べたい!」と感じますが、テレビに集中して(テレビに意識が向いて)食事をした人は、それほどの感動もなく、「また食べたい!」と思うほどの印象は残らない可能性があります。
これは食事だけでなく、スポーツや遊びなんかでも同じことがおこります。
意識した場合と、意識せずになんとなく行動した場合では、体験後の感じ方が変わってきます。
「意識する」ということは、その物事を深く感じる(味わう)ことにつながります。意識して感じたことが素晴らしいものであった場合はもう1度その体験を求めるでしょうし、意識して感じたことが大切だと感じた場合はその体験を続けようと思うでしょう。
1つの体験からどれだけ深く「素晴しさ」や「大切さ」を感じることができるかで、その物事への向き合い方、モチベーションは大きく変わってきます。
だからこそ、プラスの環境に「心」をおく時には、「意識して」プラスの環境を感じていただかなければなりません。
「意識して」プラスの環境を感じることで、『プラスの環境に「心」をおくということがどれほど素晴らしいものなのか、どれほど大切なものなのか』ということを感じていただくことが、「頑張ってプラス思考の道を歩み続けよう!」と思える「力」になってくれます。
ではそろそろ、実際にプラスの環境に「心」をおく「体験」をしていただこうと思います!
ステップその5 プラスの環境に「心」をおく体験をする
ステップ5では実際に「プラスの環境に「心」をおくと自然とプラスに物事を考えられるようになる。」ということを「体験」していただきます。
ではどうすればプラスの環境に「心」をおくことができるのか?
それはじつに様々な方法があるのですが、今回は多くの人が1度は体験したことがある「感動する」というプラスの感情になることによってプラスの環境に「心」をおいていただこうと思います。
(プラスの感情になる=プラスの環境に「心」をおく)
プラスの環境に「心」をおく方法の1つが、プラスの感情になれる物事に接することです。
例えば映画やドラマ、小説や漫画などを見たり読んだりした後に「感動」によって「元気」をもらえることってありませんか?
映画やドラマ、小説や漫画の登場人物の気持ちにふれることで、見終わった後に、「自分も明日から頑張ろう!」と思えたり、「何かにチャレンジしてみよう!」と思えたり。
(個人的にはドラマであれば「重版出来」、漫画なら「宇宙兄弟」がオススメです!)
これはじつは映画などの登場人物に感情移入したことによって(登場人物の感情に影響を受け)、登場人物と同じ環境に「心」がおかれるからなんです。
登場人物のプラスの感情に接することで、自分の「心」にも同じような感情がわいてきます。
おそらくここまでは、多くのかたがすでに体験したことがあるとは思いますが、このステップその5では「プラスの感情になれる物事に接する『前』と『後』の自分の「心」の状態の違いを意識して感じる」ということを、していただこうと思います。
例えば、今あなたが「やる気がおきない」と思っている物事や「面倒くさい」と思っている物事、「苦しい」と思っている物事などを思い浮かべてみて下さい。
その物事に対して今抱いている感情は「マイナスの感情」ですので、マイナス思考でその物事を考えているということになります。
(できれば最初は「不可能だ」と絶望するような、すごくマイナスすぎる物事を思い浮かべるのはやめて下さい。効果を実感できない可能性がありますので。)
自分が今抱いているその物事に対するマイナスの感情を「意識して」感じ、覚えていて下さい。
(もし心の病気などで、自分の心に向き合うことが辛い場合は、自分のできる範囲でかまいません。)
そして「感動」により「元気」や「勇気」をもらえるような映画やドラマ、小説や漫画を見たり読んだりした後に(プラスの環境に「心」がおけた後に)、もう1度同じ物事について考えてみてください。
(もし心の病気などで苦しんでいるかたは、「感動」した「前」と「後」でどちらが気持ちが楽になったのかを感じてみてください。)
おそらくほとんどのかたが、見たり読んだりする『前』よりも、『後』のほうが、同じ物事に対してポジティブ(プラス)に考えることができているはずです。
プラスの環境に「心」をおくことで、元気がでたり、やる気がおきたりというようなポジティブな効果が現れます。
同じ物事について考えているのに、自分の「心」がおかれている環境によって(見たり読んだりする『前』と『後』では)その物事のとらえかたが変化します!
例えば仕事で壁にぶつかっている時、「明日仕事行きたくないなぁ」「面倒くさいなぁ」と思っていた時に、プラスの感情をもたらしてくれる映画を見たとします。
そうすると、映画を見た後でも現実には何も変わるわけではないのですが(仕事で壁にぶつかっていることにかわりはありませんが)、なぜか上記のようなマイナスの感情が薄れ、「もうちょっと頑張ってみようかな」など、ポジティブに考えることができるようになります。
(もしくは、頑張ろうと思えなくとも、「心」が少し楽になっているはずです。どれぐらいポジティブになれるのかは「心」の沈み具合と感動の大きさによって変わってきます。)
これがプラスの環境に「心」をおくことが、私たちの「思考」に与える影響です。
今までの人生でも「感動」すること自体は何度も経験したことがあるとは思いますが、「意識して感じる」ことで、『「心」の環境が「思考」に影響を与えている』ということに気づくことができたのではないのでしょうか?
プラスの環境とは自然とプラス(ポジティブ)に物事を考える「力」をくれる「素晴らしい環境」であり、私達が物事に向き合う上で、プラスの環境に「心」をおくということは、すごく「大切」だと理解していただけたのではないのでしょうか?
「ステップその5」では、少しでもいいので「心」の変化を感じとっていただくことが重要です。
そしてプラスの環境に「心」をおくことの「素晴らしさ」、マイナス思考を抜け出すためにはプラスの環境に「心」をおく機会がすごく「大切」であることを、この「体験」から感じとっていただければと思います。
もしかすると最初のうちは慣れないことなので、「心の変化」を感じとることが難しいかたもいらっしゃるかもしれませんが、その時は自分が「より感動しやすい物事」にふれてみたり、前回書かせていただきました「知識」をしっかりと身につけていただき、再びチャレンジしていただければと思います。
(次回に「プラスの環境に「心」をおく様々な方法」について書かせていただきますので、もし上記の方法で効果のなかったかたはもう1度、他の方法でもチャレンジしてみてください。)
ステップその6 プラス思考での注意点
ステップその5では、プラスの環境に「心」をおくことで、プラスに物事を考えられることを「体験」をしていただきました。
しかし、ここで注意していただきたいことがいくつかあります。ステップその6ではプラス思考になる過程での注意点を書かせていただきます。
最初のうちはプラス思考が長続きしない
前回も書かせていただいたことなのですが、マイナス思考が「当たり前(クセ)」になっている人というのは、一時的にプラス思考になれたとしても、時間がたてばもとの「当たり前」に戻ってしまいます。
ステップその5でプラスの環境に「心」をおいていただきましたが、最初のうちはその状態が長くは続きません。おそらく遅くとも次の日あたりにはいつものマイナス思考の状態に戻ってしまうと思います。
マイナス思考の人はネガティブに物事を考えることが「当たり前(クセ)」になっているので、一時的にポジティブに考えられるようになれたとしても、時間がたつにつれ、またいつのも「クセ」(ネガティブに考えるクセ)がでてしまいます。いつの間にかマイナスの環境に「心」が戻ってしまいます。
これは仕方のないことで、「クセ」とはそういうものです。
なので、マイナス思考に戻ってしまったからといって落ち込まないで下さい。これは「当たり前」のことだからです。
マイナスの環境に「心」をおいてしまっている時というのは、様々な物事をマイナスに考えてしまいがちですので、プラスの環境に「心」をおくことに対しても「面倒くさい」「やる気が起きない」といった気持ちになってしまうこともあると思います。
しかしそんな時のために、前回では「知識」を。今回は「体験」をしていただきました。
前回書かせていただいた「知識」を思い出し、またステップその5で「体験」した良い感覚を思い出し、自分の気持ちを上げて「前向きにプラス思考になるための方法に取り組もう!」と思える「力」にしてください!
最初のうちはマイナスの環境に「心」が戻ってしまいますが、プラスの環境に「心」をおく機会(ステップその5のような経験)を継続して持つことができれば、少しずつですが必ずプラスの環境に「心」をおくことが「クセ」になっていき、「心」がマイナスの環境に戻らなくなっていきます!
(次回、プラス思考になるための様々な方法を書かせていただきますので、自分に合う、継続できそうな方法を見つけていただければと思います。)
できるだけ期間をあけすぎない
1週間に1日だけプラスの環境に「心」をおく機会を持つより(たとえその日に何時間もプラスの環境に「心」をおく練習をしたとしても)、できれば毎日数分でもいいので、プラスの環境に「心」をおく機会を作っていただいたほうが、「プラス思考」になるためには良い効果があります。
これは科学的にも証明されていることなのですが、人間という生き物は「短期的に集中して学んだものは、すぐに忘れてしまう」という特徴があるようなんです。
よくテスト勉強で「一夜ずけ」という方法を試すかたっていますよね?(私も学生時代そうでした 笑)
「一夜ずけ」は短期間に集中して「知識」をつけるので、直近のテストでは力が発揮できたとしても、長期的に見ると学んだ「知識」をどんどん忘れてしまい、学んだことが身につかない方法だと言われています。
逆に毎日短時間でもコツコツと勉強している人というのは、長期的に見てもしっかりと学んだ「知識」が身につくと言われています。
人とは期間があきすぎると、学んだ事柄を忘れてしまいます。
長期間あけることにより忘れてしまった事柄は、また1から覚えなおさなければいけません。
逆に短時間でも毎日のように学ぶ時間を持つことができれば(復習をすれば)、学んだことを忘れることなく、さらに学びを積み上げることもできます。
これらのことは「プラス思考」になるためにも同じことが言えます。
プラス思考になるためにはプラスの環境に「心」をおくことが「クセ」にならなければなりません。
上記の例で、「知識」を「クセ」におきかえて考えていただければわかりやすいかと思うのですが、「クセ」というものも長期的に見て身についた時に初めて「クセ」と呼べるものになります。
短期的にプラス思考になれたとしても、すぐにマイナス思考に戻ってしまっては意味がありません。
それよりも、短時間でも毎日のようにコツコツとプラスの環境に「心」をおく機会を持つことで、長期的に見てプラス思考になれることが大切です。
期間をあけすぎると、せっかくプラスの環境に上げた「心」がもといたマイナスの環境まで下がってしまいます。それに加え、プラスの環境に「心」をおいた「経験」まで薄れてしまいます。そうなるとまた最初から「心」にプラスの環境にいた「経験」を刻みなおさなければいけなくなります。
(「心」に刻み込まれた経験が薄れるということは、クセがなかなかつかないということです。)
逆に毎日のようにコツコツとプラスの環境に「心」をおく機会をつくることができれば、もといたマイナスの環境まで「心」が下がりきらずにすみます。
(もといたマイナスの環境よりも少しだけ良い環境に「心」をおくことができます。つまりちょっとだけプラス思考になることができている状態になります。)
それにプラスの環境に「心」をおいた「経験」が薄れる前に再びプラスの環境に「心」をおくので、どんどん「心」にプラスの環境にいた「経験」が刻みこまれていきます。
(プラスの環境に「心」をおいた経験が刻み込まれていくことで、プラスの環境にいることが当たり前になりクセになっていきます。)
「小さなことからコツコツと。」という言葉をよく聞きますが、プラス思考になるための1番の近道も「短時間でもいいので毎日コツコツとプラスの環境に「心」をおく機会をもつ」ということになります。
その他の注意点
これは自分自身におきたことで、全ての人におきるとは限らないことなのですが、もしかするとプラスの環境からもとのマイナスの環境に「心」が戻ったさいに、今までに感じなかった「苦しさ」を感じるようになる人がいるかもしれません。
その場合は、このブログの1番下にある「コメント欄」よりコメントをいただきましたら、「理由」や「私がおこなった対処法」などを返答させていただきます。
まとめ
今回はプラスの環境に「心」を「意識して」おいていただく「体験」をしていただきました。
プラスの環境の「素晴らしさ」や「大切さ」を感じることが、『継続して頑張ろう!』と思える「力」になってくれます!
結局マイナス思考を抜け出すために1番大切なことというのはプラスの環境に「心」をおく機会を、「継続して頑張る」ということです。
でもこの「継続して頑張る」ということが難しいからこそ、多くのかたがマイナス思考から抜け出せずにいます。
マイナス思考の人にとっては「継続して頑張る」ということが1番難しいことだからです。
だからこそ、前回説明させていただきましたプラス思考とマイナス思考に関しての「知識」と、今回経験していただきました「体験」をしっかりと「心」に刻んでいただければと思います。
「知識」と「体験」が必ず、プラス思考になるための道を「継続して頑張る力」になってくれるはずです!
プラス思考の人達のように、プラスの環境に「心」をおくことが「クセ」になることさえできれば、今回「体験」したように様々なことに「前向き頑張ろう」と思えることが、多くの場面で、自然と感じることができるようになります。
プラスの環境に「心」をおく機会を継続して持つことができれば、少しずつですが、必ず「プラス思考」で物事に向き合うことができるようになります!
前回から今回の最後までを読んでくださったかたは少ないかと思いますが(私の実力不足のせいで理解できたかたも少ないかもしれませんが)、読んでくださったかたの「心」が今よりも良い状態になり、プラス思考で物事を考えられる機会が少しでも増えますことを願っています!
(今回で終わりみたいになっていますが、まだ次回も「プラス思考になれる様々な方法」について書かせていただきます 笑)
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