18 Mar 2018
前回、前々回と2回にわけて、マイナス思考の原因やプラス思考になるために必要なことなどを書かせていただき、実際にプラス思考になる「体験」をしていただきました。
プラス思考になるためには『どんなこにとも前向きに考える練習をしよう』などと言われますが、マイナス思考の人はそもそも「前向きに考える」ということが苦手なのでマイナス思考になっています。
頭では前向きに考えることが大切だとわかっていても、マイナス思考(マイナスの環境に心をおくこと)がクセになっている状態では、前向きに考えることが難しくなってしまいます。
そのため、まずは「前向きに考える」ということができる「心」の状態をつくることからはじめなければなりません。
前々回は「前向きに考える」ということができる「心」の状態になるためには、プラスの環境に「心」をおくことが必要だということを説明させていただき、前回はその状態を実際に「体験」していただきました。
プラスの環境に「心」をおくことが「クセ」になっていけば、自然とプラス思考で物事を考えられるようになっていきます。
そして「クセ」をつけるためには、プラスの環境に「心」をおく練習を継続しておこなわなければいけません。
前回は「感動」をもたらしてくれる映画やドラマ、小説や漫画などを見たり読んだりすることで、プラスの環境に「心」をおいていただきました。
今回はそれ以外の、プラスの環境に「心」をおく様々な方法についてご紹介させていただきますので、自分が継続できそうな方法を探していただければと思います。
プラスの環境に「心」をおく練習を継続することができれば、少しずつですが、必ずプラス思考になることができます!
(「プラスの環境」や「心をおく」という意味がわからない方は、前々回の記事を読んでいただければと思います。)
プラスの環境に「心」をおく様々な方法
プラスの環境に「心」をおくことがプラス思考につながるので、できるだけ「プラスの環境に心をおく機会を増やす」ということがプラス思考になるためには重要になります。
プラスの環境に「心」をおく方法は、
「プラスの物事に接すること」
「自分でプラスの感情を出す機会を持つこと」
など、様々な方法がありますので、ここではプラスの環境に「心」をおくための方法をいくつか書かせていただこうと思います。
芸術に接する
前回は「映画」や「ドラマ」、「小説」や「漫画」などを利用して「感動」することにより、プラスの環境に「心」をおいていただきました。
「感動」を与えてくれる「映画」や「ドラマ」、「小説」や「漫画」などを見たり、読んだりすることで、プラスの環境に「心」をおく「体験」をしていただき、プラス思考になれることを実感していただきました。
じつは「映画」や「ドラマ」、「小説」や「漫画」以外の、私たちの「心」に良い影響をあたえてくれる「芸術全般」にも同じことが言えます。
例えば私達が接する機会が多い「音楽(歌)」もプラスの環境に「心」をおくための助けとなってくれます。
音楽には「勇気」「希望」などの様々なプラスの感情がこめられたものがたくさんあります。
私は個人的に「Mr.children」の音楽をよく聞くのですが、朝ドラの主題歌にもなった「ヒカリノアトリエ」やドラマの主題歌になった「足音」という曲などを聞くと「前向きに頑張らなきゃ!」というプラスの気持ちをいただけます。
(最近は「ONE OK ROCK」の音楽でポジティブな気持ちをいただいています!30後半にさしかかりそうなおじさんですが 笑)
音楽というものは制作者の「心の声」みたいなものなので、制作者が音楽(曲)を作った時の「心の状態」がそのまま曲に現れています。
ポジティブな音楽にはもちろん制作者の「ポジティブな思い」が込められているので、私たちがその曲を深く聴くことは(歌の場合は歌詞を味わいながら聴くことが)、私たちの「心」にボジティブな影響を与えてくれます。
「感動」を与えてくれる映画などと同じように、「ポジティブな影響力を持つ「芸術(音楽)」に接する」ということは、私達の「心」をプラスの環境においてくれる良い効果をもたらしてくれます。
感謝をする
今まで何気なくやっていたことに「感謝の気持ち」を込めるだけでも、プラスの環境に「心」をおくことにつながります。
例えば「いただきます。」「ごちそうさま。」という言葉。
私達が子供の頃から当たり前のように使っている言葉ですが、本当に心を込めて「いただきます。」「ごちそうさま。」と言っている人って意外と少ないのではないでしょうか?
(自分は感謝の気持ちの大切さに気づくまで気持ちを込めたことなどありませんでした 笑)
「いただきます。」「ごちそうさま。」という言葉に、「ご飯が食べれること」への「感謝の気持ち」を込めることができれば、「ご飯を食べること」がプラスの感情をもたらしてくれる機会になります。
よく時代劇などで貧しい農民が「白米」を美味しそうに食べているシーンってありますよね?その時の「白米」を食べている農民の顔はすごく幸せそうな顔をしています。
これは貧しい農民にとって、「白米」を食べることは、このうえなくありがたいことであり、感謝すべきことだからです。
「白米」を食べれることに「感謝の気持ち」を感じることができるので、「喜び」や「幸せ」といった「プラスの感情」が生まれます。
「感謝をすること」は「喜び」や「幸せ」と言ったプラスの感情を感じる機会をもらしてくれます。
「いただきます。」「ごちそうさま。」といった言葉に「感謝の気持ち」を込めることは、プラスの感情が出せる、プラスの環境に「心」をおいた状態になることができます。
また、「いただきます。」「ごちそうさま。」という言葉だけでなく、「ありがとう。」という言葉も同様です。
「ありがとう。」という言葉も「感謝の気持ち」を込めることができればできるほど、自分の「心」をプラスの環境においてくれる効果があります。
みなさんも機会があれば「ありがとう。」と言いたくなるような場面で、自分の「心の状態」を「意識して」感じてみてください。
すごく「心」が温かくなっていることに気づけるはずです。(幸せや喜びを感じることができているはずです。)
また気持ちの込もった「ありがとう。」という言葉は、自分だけでなく言われた人にもプラスの効果をもたらしてくれます。
みなさんも経験したことがあるはずです。「ありがとう。」と言われて「心」が温かくなったことが。
「ありがとう。」と感謝されることでポジティブな影響を受けたという話は、「ボランティア活動」を行なった人などによく聞かれることです。
普通に考えるとボランティアの人は、誰かを助けている側なので、助けられた人の方が温かい気持ちになれるように思えます。
しかし、実際はボランティアを行なった人たちも、同じように温かい気持ちになっています。
被災者の方に元気を与えているはずのボランティアを行なった側から、「こちらこそ元気をもらった。」という声が聞かれることが何よりの証拠だと思います。
相手の「感謝」というプラスの感情にふれることで、「またボランティアに来よう!」「また誰かのために働きたい!」と、こちらも同じようにプラスの影響(前向きに考えられる状態)を受けることができます。
もちろん上記のような方法ではなくても、その日におきた出来事に「ありがとうと。」と「感謝」したり、人生での様々な出来事を思い出し「ありがとう。」と「感謝」するということも、プラスの環境に「心」をおくことにつながります。
「感謝」などの「プラスの感情を出す機会をもつことや誰かのプラスの感情に接すること」は、私たちの「心」をプラスの環境においてくれる効果があります。
日々の生活の中で様々なことに感謝したり、感謝されたりということは、プラスの環境に「心」をおく「クセ」をつけるためにはとても大切なことです。
運動をする
「運動をする」ということも、マイナスの環境に「心」をおいてしまいがちなかたにとって良い効果をもたらしてくれます。
運動するということは、「マイナスの環境から離れる」という効果があります。
よくストレス発散には運動することがいいなどと聞きますよね?
ストレスがたまるということは、不安や不満、イライラといった「マイナスの感情」があふれている、マイナスの環境に「心」をおいてしまっている状態です。
「運動をする」ということはそのマイナスの環境(不安や不満、イライラしている状態)においてある「心」を、マイナスの感情から切り離す助けをしてくれます。
運動をすことで、「体を動かす」ということに「意識」を集中させることができます。
「不安や不満、イライラ」に向いていた「意識」を、「体を動かす」ということにむけることで、マイナスの感情から離れることができます。
それに加え運動をすることで「マイナスの感情」から離れるだけでなく、「プラスの感情」を生み出す助けもしてくれます。
「ランニング」をすると走り終えた後にスッキリした気持ちになることができるのですが、これは走り終えた時に「達成感」や「充実感」という「プラスの感情」が生まれるからなんです。
運動するということは、少なくとも体を動かすことを頑張らなければなりません。少しの運動でも頑張ることで「達成感」や「充実感」を感じることができれば、プラスの環境に「心」をおくことにつながります。
自然にふれる
これはみなさんも何となくわかっていただけると思うのですが、「自然」にふれる機会を持つこともプラスの環境に「心」をおいてくれる効果があります。
よく休日になると海や山に行くことってありますよね?気晴らしに出かけるかたも多いかと思います。
自然とはマイナスの環境においた「心」を解放してくれ、プラスの環境に「心」をおいてくれます。
ではなぜ自然にふれることで良い効果があるのかというと、正直、自然とはそういうものだからとしか言いようがありません(笑)
それでも無理やり説明するなら(笑)、私の感覚では、自然とは「良い雰囲気」を持っているからと言うのがしっくりくるような気がします。
例えば、学生であれば教室で先生が怒っている時、仕事であれば上司が怒っている時、その場にいる周りの人たちもピリピリした雰囲気を感じてしまいますよね?
このようなピリピリした雰囲気は、居心地が悪く、この場から離れたいと思ってしまうようなマイナスの影響を私達の「心」にもたらしてしまいます。
これは私達の「心」が「雰囲気」というものを感じとってしまうからです。何となくかもしれませんが、私達は居心地の良し悪しというものを感じてしまいます。
私達は上記のようなピリピリした雰囲気を感じてしまいますが、逆に良い場所に身をおくことができれば「良い雰囲気」を感じることができます。その場所が「自然」なんです。
海や山、森、空、このような自然の中に身をおくことは、私達の「心」に「良い雰囲気」を感じさせてくれます。
自然にふれることは、ピリピリした雰囲気とは逆の、開放感や癒しなどの「良い雰囲気」を感じさせてくれ、私達の「心」をプラスの環境においてくれます。
よく笑う
こちらは非常にシンプルなプラスの環境に「心」をおく方法の1つです。
「笑う」ということは健康に良いとか、免疫力を高めると言われていますよね?
じつはこのことは、「心」がプラスの環境におかれる方法の全般に言えることで、その1つの方法が「笑う」ということになります。
「病は気から」という言葉があるように、私たちの「心」というのは落ち込んでしまうと(マイナスの環境におかれると)体に直接悪影響を与えることがあります。
胃炎や胃潰瘍などはその代表ですよね?
逆に「心」が上がる時というのは、体に良い影響を与えてくれます。
ストレスを発散できたり、元気がでたり、免疫力が高まったりなど、プラスの効果があらわれます。
「心」が上がるということは、プラスの環境に「心」をおくことと同じ意味なので、お笑い番組やバラエティー番組などを見て「よく笑う」という機会を持つことも、プラスの環境に「心」をおくための方法の1つと言えます。
プラス思考になるためには、プラスの環境に「心」をおく機会を増やし、プラスの環境に「心」をおくことが「クセ」にならなければなりません。
(クセをつけることができれば、様々な場面で自然とプラス思考で考えられるようになります。)
そのためには上記のような方法でプラスの環境に「心」をおく機会を増やしていくことが大切です。(練習することが大切です。)
練習を「継続する」ということができれば、少しずつですが必ずプラス環境に「心」をおくことが「クセ」になっていき、プラス思考になることができます。
1番難しいことは、練習を「継続する」ということです。
前々回では「知識」をつけていただき、前回はプラスの環境を「意識して体験する」ということをしていただきました。
「知識」と「体験」というステップを踏むことで、「前向きに継続して頑張ろう!」と思える心の状態をつくっていただきました。
全ては今回紹介させていただきましたプラスの環境に「心」をおく様々な方法を「継続して頑張る」という1番重要で1番難しいことを成し遂げるために書かせていただきました。
人間はどんなことでもコツコツと続けることができれば、少しずつではありますが、必ず頑張ったことが身につくようになっています。
ひらがなでも、漢字でも、足し算でも掛け算でも、私たちはコツコツと諦めずに頑張ることができれば、必ず身につけることができます。
スポーツでも勉強でも、継続して頑張ることができれば誰もが成長することができます。(多少の個人差はありますが)
でも継続することの大切さをわかっていても、私達は様々な理由をつけて途中で投げ出してしまうことがあります。
特にマイナス思考の場合は「面倒くさい」、「もういいや」などというマイナスの「心」がでてしまいやすい状態なので、コツコツと頑張り続けるということがすごく難しくなってしまいます。
今回のプラス思考になるための練習方法でも同じことが言えます。
コツコツと継続してプラスの環境に「心」をおく練習をすることができれば、少しずつですが、必ずプラス思考になることができます。
それと同時に、時には「面倒くさい」、「もういいや」などというマイナスの「心」がでてしまい、「継続して頑張ろう」という気持ちが出しづらい状態になってしまうこともあると思います。
そんな時のために、理解しにくい部分もあったかとは思いますが、前々回説明させていただきました「知識」や、前回説明させていただきました「体験」をしっかりと思い出し、「前向きに頑張ろう!」と思える「心の状態」をつくっていただければと思います。
「前向きに頑張ろう」と思える「心の状態」で、今回説明させていただきました『プラスの環境に「心」をおく練習方法』の中から自分が継続できそうな方法を選んでいただき、プラスの環境に「心」をおく練習を続けていただければ、必ずプラス思考で物事を考えられるようになれるのですから。
みなさまの健闘を祈っています!
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