23 Apr 2018
西郷どん第15話は、「一難去ってまた一難」というような展開でした。
一橋慶喜(ヒー様)が将軍になることが決まったと思いきや、井伊直弼の策略により時期将軍は「慶福」に決まります。
また井伊直弼は大老に就任し、幕府を意のままに動かす力を手にいれました。
斉彬の夢が詰まった「集成館」も井伊直弼に目をつけられ、廃止の命が下ることになります。さすがの斉彬も「夢破れた」と自分の負けを認めてしまいます。
吉之助も斉彬にお庭方の役目を解かれ、万策尽きたと全てを諦めてしまうところでした。
しかし正助から「昔から吉之助さあはやれるはずのないことを、やり抜いてきただろう!」と励まされ、もう1度、自分が斉彬のために何ができるかを考えます。
そして自分の考えた「京都に兵をあげる」という策を持って斉彬のところに御目通りを願いでに行きます。
吉之助の策は斉彬の心を動かし、再び、幕府の考えを改めさせるために動きはじめます。
今回の西郷どん第15話最大の見せ場である「西郷、今からお前はわしになれ!」という言葉を斉彬が吉之助にかけた場面は心が熱くならない人はいなかったんじゃないでしょうか?
ただ残念ながら、この言葉が斉彬から吉之助にかけられた最後の言葉となってしまいます。
斉彬は京に上る前に突然、亡くなってしまいます。
本当に、「一難去ってまた一難」という展開で、自分が吉之助なら完全に心が折れてしまっていたと思います。
でも吉之助は諦めず、困難に向き合いそれを乗り越えようと頑張る「強さ」を持っていました。
私は時々、このドラマの吉之助のように「困難に立ち向かい頑張り続けることのできる人」を見ますが、正直、なぜそこまで頑張ることができるのかが疑問でした。
誰もがあきらめてしまいそうな場面でも、それに立ち向かう「強さ」をもっている人っていますよね?
最初は、生まれつき「強い心」を持って生まれた恵まれた人なのかなぁ。なんて考えていた時もありました。
確かに生まれ持った性格なども影響しているとは思いますが、でも私のように心の弱い人間でも、吉之助のように困難に立ち向かう強さを持てる可能性がこの西郷どん第15話には描かれていたと個人的には思っています。
その場面は正助の「昔から吉之助さあはやれるはずのないことを、やり抜いてきただろう!」というセリフです。
このセリフは、過去に困難を乗り越えた「経験」が、自分の心に「勇気」をもたらしてくれるという意味にもとることができます。
吉之助は正助に励まされるまでは、心が折れる寸前でした。でも正助の言葉で、自分が過去に困難を乗り越えた経験を思い出し、その経験が今自分が向き合っている困難に立ち向かう「力」になってくれました。
過去の困難を乗り越えた経験が、また同じように頑張れば困難を乗り越えることができる。と感じさせてくれます。
正助のセリフにもあるように、困難を乗り越えた経験を思い出すことが、新たな困難に立ち向かう際に役立ってくれます。
困難を乗り越えた「経験」が、新たな困難に立ち向かう際、「勇気」にかわります。
誰もが周りの見えない暗闇に放り込まれれば、怯えてしまい、身動きがとれなくなってしまいますよね?
でもその暗闇の中で光が見えれば、その光を求めて動きだすことができます。
困難が暗闇だとすると、過去に困難を乗り越えた経験とは光のようなものだと思います。
困難に打ち勝った経験が光となり、再び暗闇に飛び込むことを助けてくれます。
私のように大きな困難を乗り越えたことのない人でも、まずは小さな困難からでも乗り越える経験を積めば、それが小さな光(少しの勇気)になるはずです。
小さくても光があれば、暗闇に飛び込む助けになってくれるはずです!
困難を乗り越えた「経験」があれば、その経験は生涯、自分に「勇気」を与えてくれる宝物になるのかもしれません。
ちょっと例えがわかりずらかったかもしれませんが(笑)、まぁ、結局何が言いたいのかといいますと、困難には立ち向かった「経験」は新たな困難に立ち向かう際の「勇気」にかわりますよ!ということが言いたかったんです。
私は吉之助のように大きな困難を乗り越えた経験はありませんが、小さな困難ならいくつか乗り越えてきた気もしますので(たぶん 笑)、この先、心が折れそうな困難に出会った時には、その小さな経験を勇気にかえ、困難に向き合っていきたいです。
そしてやがては大きな困難にも立ち向かえる人に成長していければと思います!
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